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五郎沼に咲く古代ハス [季節の花]

のんびりしているうちに前回のブログ更新から日数経ってしまいました。
7月13日の散策だったから、10日以上か・・。
数日前の地元のニュースで満開の映像が流れていたから、今はもう散っているのか。
お待たせの古代ハスです。

さて、簡単に五郎沼の古代ハスの紹介です。
平泉に続いた藤原三代の文化は、源頼朝に攻められ滅ぼされますが当時の領主泰衡は
家来の裏切りに会い斬首され、ここ五郎沼からほど近い陣ケ岡神社というところで
首をさらされます。陣ケ岡は源頼朝が約28万騎の軍勢を率いて陣とした場所です。
その後、泰衡の首も平泉の金色堂に安置される訳ですが、それから八百数十年後に
泰衡の首桶からハスの種子が発見され、それを発芽、栽培し平成11年に開花し
中尊寺で咲いていたものを平成14年にここ五郎沼に移植したもの。
何故ここに?という疑問は、ここに樋爪舘(ひづめのたち)という藤原の支配する
軍事と物流の一大拠点があり、そこに咲くハスの種子が首桶に入れられたと考えられ
、言わば里帰りということになるのでしょう。
八百数十年の時空を超えて咲くハスから、歴史のロマンを感じられるでしょうか。

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五郎沼全景(2年前の桜の時期のもの)

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